こんにちは、みつです。
今回は、前回紹介した『定年ひとり起業』シリーズのお金編です。
50代で独立起業となると、一番気になるのは、やはり”お金”の問題ですよね。
ますます増える住宅費に、教育費、見落としがちな子供の国民年金保険料などなど。頭の痛い出費が多く、会社を辞めるに辞められない、という方が多いのではないしょうか。
そこで、新卒入社から年間300冊以上のビジネス書を40年以上読み続けた著者から学び、
1万冊以上のビジネス書の知識で”お金”の不安を解消してしまおう!
ということです。
大杉潤『定年ひとり企業 – マネー編 』(自由国民社)
~ 定年後のお金の不安を解消するならこの一冊 ~
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まずは、著者のおさらいから。
著者の紹介
著者の大杉潤さんは、大学卒業後、銀行員として22年勤務した後、いくつか転職して経験を積んだうえで57歳の時に独立起業。
新入社員時代から年間300冊以上のビジネス書を読み続け、累計1万冊以上を読破。毎日書評ブログを続けるほか、研修講師、経営コンサルタント、ビジネス書作家として活躍。
現在、埼玉と伊豆の二拠点生活で、特に伊豆では温泉や自然環境の中で、集中して執筆活動やオンライン講座に取り組む。
もともと新聞記者を希望していたことや、ビジネス書の読書が趣味だったこともあり、”好きなことを好きな時間に好きな場所”で仕事して、生涯現役を実践している。
私がフリーランスを目指すきっかけを与えてくれた人のひとり。人生100年時代の中、定年がある会社員ではなく、老後のお金の不安なく生活していける。そうした価値観に共感しました。
しかも、人間関係のストレスなく、温泉や自然、海鮮を満喫できる伊豆で、好きな時間に起きて好きなことをする。最高じゃないですか。純粋に憧れ、本気で目指そうと思いました。
本書の紹介
本書ではズバリ、
老後の不安のうち「お金」は「WWP」と「トリプルキャリア」で解決できる!
WWP ? トリプルキャリア? なんだそれ!? ってなると思いますが、
安心してください。
要するに、野球に例えると、
✅先発投手ができる長く投げて =長く働く(Work Longer)
✅中継投手が耐えて =私的年金を作る(Private Pension)
✅抑え投手が決めに行く =公的年金をできるだけ多くもらう(Public Pension)
そのために、
第一キャリア;会社員として「雇われる」働き方(新卒~50代)
第二キャリア;独立起業して「雇われない」働き方(50代~80代)
第三キャリア;体力・健康に配慮したライフワークに絞った働き方(80代~生涯)
の3段階に分けるのが理想的な生き方なのでは、と提唱しているのです。
順番に見ていくと、
長く働く
ここで提唱しているのは、人間関係のストレスを抱えながら我慢して働く、ということではなく、
好きなこと、得意なことを仕事にしていこう!、ということです。
そんなことを言われても、”自分にはそんな仕事にできる特技も何もない” と思う方が大半だと思います。
そこで、藤原和博さんの「クレジットの三角形」メソッドを活用しようということです。
藤原和博さんといえば、リクルートから、杉並区の公立中学校に校長して転身したことで有名ですですよね。
要するに、これまでの会社員生活で身につけたことに、プラス1つの特技を加えることで、
”100万分の1” (=100分の1 × 100分の1 × 100分の1)
の希少価値のある人間になるということです。
著者は、会社員時代に身につけた、①ビジネス書を読んでアウトプットする、➁財務諸表を読み解く力、に加えて、③SNSでの発信力、を磨くことで、誰にも負けない地位を築いたようです。
私的年金
iDeco、NISA、個人年金や、人によっては企業年金など。
手数料の安いグローバルなインデックス投資を長期・積立・分散で行うことを推奨しています。
著者は、60歳以降でも、フリーランスという働き方をしていれば、年金プラスアルファの収入が得られるため、十分に積立投資に回せ、老後資金を蓄えられると提唱しています。
公的年金
毎年送付される年金定期便や年金ネットで、実際いくらもらえるかシミュレーションしておくことが大切とのことです。
通常の65歳で受給する場合と、繰り上げ/下げ受給した場合とで、どれくらい月々の受給額が変わるのか。100歳まで年別受給額を表で並べてみると、思ったより長く低位推移することが見える化され、それらを考慮した働き方を考えるきっかけになるようです。
まとめ
私も”生涯現役で社会貢献していきたい”とぼんやり考えていました。本書に出会ったことで言語化され、ますますこの道が自分にとって理想と思えるようになりました。
大学卒業したら、会社に就職し60歳まで勤め上げる。定年後は、年金のみで生きていく。社会一般ではそうした路線が敷かれています。
ただ、人により、体力、健康、経済力、家族構成などマチマチ。それぞれに合った生き方をすればいいのではないでしょうか。
他人軸ではなく、あくまで自分軸で考えて、”ほんとうにありたい自分”を目指して、人生の選択をしていければといいと考えてます。
ストレスなく幸せに生活を送れる人がひとりでも多くなる、そんな社会が実現できればと願ってます。
では、よい一日を!

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