こんにちは、みつです。
今回は、長年勤めた日本マイクロソフトを退社し、新しい道を歩む決断した著者から、
「やめる」ことで切り開く!
ことの大切さが学べる本を紹介します。
澤円『「やめる」という選択』(日経BP)
| 「やめる」という選択 [ 澤 円 ]価格:1650円 (2025/11/5 05:53時点) 感想(1件) |
著者の紹介
著者の澤円さんは、元マイクロソフト業務執行役員。株式会社圓窓代表取締役。立教大学を卒業後、生命保険会社のIT子会社を経て1997年に日本マイクロソフトに入社。情報コンサルタント、プリセールスSE、競合対策専門営業チームマネージャー、クラウドプラットフォーム営業本部長などを歴任し、2011年にマイクロソフトテクノロジーセンターセンター長に就任。業務執行役員を経て2020年に退社。
現在は、自身の法人の代表を務めながら、琉球大学客員教授、武蔵野大学専任教員の他にも、スタートアップ企業の顧問やNPOのメンター、またはセミナー・講演活動を行うなど幅広く活動中。
本書の紹介
”コスト化”したヒト・モノ・コトとのだらだら付き合いを見直す!
本書の構成は以下のとおりです。
- 序章:自分に”バカ正直に”生きる方法-「やめる」という選択
- 第一章:人生の「見えない重荷」を”見える化”する
- 第二章:「自己中」戦略で豊かに生きる
- 第三章:「やめる」技術
- 第四章:「ありたい自分」になる
この3つのポイントが分かりやすく書かれてくいます。
✅埋没(サンク)コストが人生を停滞させる (せっかく〇〇してきたから)
✅人生の質を上げることに注力する
✅自分軸で考えて行動する
埋没(サンク)コストが人生を停滞させる (せっかく〇〇してきたから)
コロナ期に、これまでの当たり前が当たり前でなくなる現実を実感。
同じことがずっと続くわけではなく、むしろ以前の延長線上にいれば安心と考える方がリスクが大きいと考えるようになった。
「やめる」と聞くとネガティブな捉えがちですが、
誰でも「人生を良くしていきたい」「もっと自分らしい生き方があるはずだ」という前向きな思いがあると思います。
ただ、長年にわたって気づかないうちに抱えてしまった人生の埋没(サンク)コストがあるために、なかなか変えられない自分がいる。
「せっかく◯◯したのだから」という言葉で表せる思考や行動パターン。
それらを見直し「やめる」という選択をすると、新しい自分に出会え、毎日ワクワクして過ごせる、ようになるとのことです。
人生の質を上げることに注力する
とにかく、自分にとって一番大切な人生の「時間」を有意義に過ごすことを優先する。
これまで積み上げてきた常識や習慣を見直し、ありたい自分にバカ正直になる。
著者も、海辺の家で、ぼうっとすることが好きで、まさに自分に正直に生きているようです。
自分軸で考えて行動する
インターネットを通して、二次情報・三次情報が大量に入る時代。
だからこそ、自ら判断し、体験することで自分だけの「一次情報」をつかめる。さらに、その品質まで見極められれば、最高の体験になる。
ハーバードビジネススクールの有名なフレームワークとして、
「Knowing」 知識を得ること
「Doing」 実践すること
「Being」 自分が何者であるかを知ること
というのがあるらしいですが、「Knowing」はインターネットの普及によりハードルが下がっており、あとは「Doing」をやれさえすれば、「Being」が見えてくる。
つまり、”やったもん勝ち” ”とにかく打席に立つ” ことが大切とのこと。
まとめ
一流企業の業務執行役員という立場まで上りつめたエリートが、「ありたい自分」に近づくために「やめる」決断した、ことに感銘を受けました。
”せっかく良い会社に入り、心地よいポジションまで来たのだから”と思いがちですが、それらを自分の人生(時間)にとっての”コスト”と捉え、前を見据える考え方。
大きな決断をしてフリーランスを目指す、今の自分にとって凄く刺さりました。
家族がいて、お金の心配もある中で、毎日恐怖と不安に押しつぶされながら、自分の考えに間違いがないだろうか、今ここで決断することで後悔がないだろうか、と悩み続けています。
ただ、本書に書かれているように、自分の人生であり、他人からどう見られるかよりも、「自分のありたい」道を選ぶ方が、結果的に後悔がないのでは、という思いが日々強くなってきています。
正直、今後どうなるか分かりません。一度きりの人生、筋書きが決まったドラマより、面白いかも知れません。今後も、アラフィフおやじの”リアルタイム”をお届けしますので、少しでも皆さんの人生の参考(”反面教師?”)になれれば嬉しいです。
では、よい一日を!


コメント