2025年12月31日、ついにガソリンの「暫定税率」が廃止されました。
長年にわたって私たちのガソリン代に上乗せされてきたこの税金が、ついに終わりを迎えたのです。
車を日常的に使う人にとっては、まさに家計に直結する大きなニュース。
今回は、この税制改正の背景や今後の影響について、わかりやすく解説していきます。
🔍 暫定税率ってなに?
「暫定税率」とは、1974年のオイルショックをきっかけに導入された一時的な税率です。
当時はエネルギー価格の高騰による財政悪化を補うための臨時措置でしたが、その後も何度も延長され、実質的には恒久的な税金として定着していました。
現在、ガソリンには1リットルあたり53.8円のガソリン税が課されていますが、そのうち25.1円が暫定税率にあたります。
軽油にも1リットルあたり17.1円の暫定税率が上乗せされており、これらが燃料価格を押し上げる要因の一つとなっていました。
📅 2025年末、ついに廃止へ
政府は2025年度の税制改正において、ガソリンの暫定税率を2025年12月31日で廃止する方針を正式に決定しました。
さらに、軽油の暫定税率も2026年4月1日に廃止される予定です。
この決定は、近年の物価高騰やエネルギー価格の上昇を受けて、国民の生活負担を軽減するための一環として行われました。
特に地方では車が生活の足となっており、燃料価格の高騰は家計に大きな影響を与えていました。
⛽ ガソリン価格はどう変わる?
「じゃあ、明日からガソリンが25円も安くなるの?」と思うかもしれませんが、実際にはそう単純ではありません。
政府は価格の急変を避けるため、12月中旬から補助金を段階的に増額しており、すでに価格は徐々に下がり始めています。
そのため、12月31日を境に一気に価格が下がるというよりは、すでに値下がりが進行中というのが実情です。
ただし、今後も安定した価格が維持されれば、家計への恩恵は確実に感じられるはずです。
💰 家計や業界への影響は?
政府の試算によると、1世帯あたり年間で約12,000円の負担軽減が見込まれています。
特に車を頻繁に使う家庭や、ガソリン代が家計に占める割合が高い地方在住の方にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
また、運送業界では燃料費が約1割減少するとされており、物流コストの削減や、ドライバーの待遇改善にもつながる可能性があります。
企業にとっても、燃料費の安定は経営の安定化に寄与する重要な要素です。
さらに、燃料価格の低下は物価全体の抑制にもつながる可能性があり、間接的に私たちの生活全体に良い影響を与えることが期待されています。
🌱 一方で課題も…
もちろん、良いことばかりではありません。
暫定税率の廃止によって、国や地方自治体の税収が減少することは避けられません。
これまで道路整備や公共インフラの財源として活用されてきた分が減るため、今後の財政運営には工夫が求められます。
また、ガソリン価格が下がることで車の利用が増え、CO₂排出量の増加が懸念されています。
脱炭素社会を目指す中で、環境負荷とのバランスをどう取るかが、今後の大きな課題となるでしょう。
政府としては、電気自動車(EV)や再生可能エネルギーの普及を促進しつつ、持続可能な税制のあり方を模索していく必要があります。
✅ まとめ
2025年12月31日、ガソリンの暫定税率がついに廃止されました。
これは、私たちの生活に直接関わる大きな変化であり、家計の負担軽減や業界への好影響が期待される一方で、税収減や環境への影響といった課題も抱えています。
この機会に、日々の支出を見直したり、車の使い方を考え直したりするのも良いかもしれません。今後の政策動向にも注目しながら、賢く暮らしていきたいですね。
📝 編集後記
このブログでは、資産形成に役立つリアルなお金の話を、わかりやすくお届けしています。
税制、家計管理、投資のヒントなど、暮らしに役立つ情報を発信していきます。


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