半導体とAIが主役に戻った1週間|今週の資産形成ニュース(4月第3週)

今週の資産形成ニュース

今週は、米イラン停戦協議への期待を背景に、日米の主要指数がそろって大きく上昇した1週間でした。

S&P500は週間+3.3%、NASDAQは+5.2%12日続伸(2009年以来の最長連騰)。日経平均も4/16に史上最高値59,518円を更新しました。

銀行員として30年、現場でリーマンショックやコロナショックを経験してきた立場から申し上げると、「地政学の緊張が和らぐかもしれない」というだけでこれだけ相場が走るのは、3月の急落でマーケットが過度に悲観に傾いていた反動でもあります。

数字の勢いに酔わず、静かに受け止めたい週です。

米国市場:半導体・AIに主役が戻った週

主要トピック①:米イラン停戦期待で主要3指数そろって上昇

中東情勢の緊張緩和への期待が一気に高まり、S&P500とNASDAQは終値ベースで過去最高値を更新しました。

NASDAQは12営業日続伸し、2009年のリーマン後の反発局面以来という歴史的な連騰を記録しています。Dowも+1%超と続伸しました。

3月に急落した相場が、材料ひとつでここまで走るのは、それだけ売られ過ぎていた反動でもあると言えます。

主要トピック②:Q1決算シーズンが好発進、金融大手が牽引

4/13週から本格化したS&P500構成銘柄の2026年Q1決算は、事前予想で前年同期比+13.0%と、6四半期連続の2桁増益が見込まれています。

ブラックロックは第1四半期決算が市場予想を上回り+3%、モルガン・スタンレーは株式トレーディング収入が過去最高を記録しました。

主役が3月の「エネルギー・ディフェンシブ」から「半導体・AI」に戻りつつあり、フィラデルフィア半導体指数は5日続伸で過去最高値を更新しています。

注目指標と投資家心理:Fear & Greedは「Greed」へ一気に回復

CNN Fear & Greed Indexは3月下旬に15(Extreme Fear)まで落ち込んでいましたが、今週にかけて「Greed(強欲)」圏まで一気に回復しました。

VIXも17.3前後と、3月末に記録した31.65のピークから4割以上低下しています。

市場心理が「恐怖」から「強欲」へ振れる時こそ、注意したい局面でもあります。皆が強気になっている瞬間に追加で買い増したくなる気持ちを抑えて、いつもの積立ペースに戻る——50代の私が大事にしている、地味ですが効く習慣です。

日本市場:史上最高値更新 → 週末は反落

日経平均・TOPIXの動き

今週の日経平均は大きな値幅の1週間となりました。

4/14(火)に58,000円台を回復すると、4/15(水)は+256円、4/16(木)は+1,384円と急伸し、59,518円で終値最高値を更新。

しかし、4/17(金)は利益確定売りに押されて-1,042円の大幅反落で58,475円と週を終えました。

それでも週間では+1,551円(約+2.7%)と大きくプラスです。TOPIXも3,739台と最高値圏を維持しました。

為替(ドル円)の動向

ドル円は4/17だけでも高値159.52円・安値157.59円と約2円近く動く荒い1日となり、終値は158円台前半。

中東情勢や米長期金利の動向を受けて方向感が出にくい展開でした。

海外勤務10年の経験から言えるのは、為替が荒れる時ほど、日本株に投資する日本人投資家にとっては「円ベースで見る」という当たり前の視点が大切だということです。

円安が進めば海外資産は円換算で膨らみ、円高に振れれば逆。数字の変動に一喜一憂せず、自分の資産全体でどう動いたかを淡々と点検したい局面です。

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来週の注目ポイント

  • 米Q1決算本格化(大手テック・半導体・消費関連)
  • 米イラン協議の進展と原油価格の行方
  • 米長期金利(10年債利回り)とドル円の連動
  • 日本の3月全国CPIと日銀金融政策の地ならし発言

まとめ

今週は「停戦期待と決算好発進」で一気に走った1週間でした。

しかし週末の日本株の-1,000円超の反落が示すように、短期材料で動く相場は簡単に反転します。

金曜の米国市場は堅調に推移しており、週明け月曜の日本株にも「キャッチアップの上昇」を期待される方は多いはずです。

実際、日経先物もそうした見方を織り込む動きが出やすい場面です。

ただ、私が30年、銀行の現場で見てきたのは、こうした「外部要因で上がるはず」という期待ほど裏切られやすいという事実でした。

上がればよし、上がらなくても積立は続ける。

月曜の寄り付きをいつも通り迎えられることこそ、長期投資家の強みだと思います。

だからこそ、長期・分散・積立の基本から離れないこと。今週もそれだけです。

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