あと少しで、君は就職して一人暮らしを始めるね。
その前に、お父さんが貯金10万円から30年かけて、どうやって資産1億円を築いてきたかを、ここで全部伝えておこうと思う。
お父さんも君と同じように、大学を卒業して、訳も分からないまま会社に入った。
それから30年。本と経験から学んできたことを、これから何回かに分けて書いていくよ。
全部やらなくていい
最初に言っておくね。
これを全部、すぐに実践しなくていい。
お父さんも、30年前はこれらを知らなかった。
今思えば、君の歳で知っていたらなあ、と思うことばかりなんだ。
君と同じ年の頃、誰かに言われていた気もする。
でも、聞く耳を持たなかった。
だから、反面教師だと思って、頭の片隅に置いておくだけでいい。
気に入ったもの、できそうなものから始めてくれたら十分だよ。
ただ、実践して損はないものだけを選んだ。
君はお父さんの大切な子だから、大事なことしか言わない。
やった方がいいこと
ざっと並べると、こんな感じだよ。
お金を増やす
– ✅ インデックス投資
– ✅ 税金の勉強
– ✅ ふるさと納税・医療費控除
お金を貯める
– ✅ 家計簿アプリで見える化
– ✅ 水筒・おにぎり持参
– ✅(年に1回)カード・口座・サブスクの見直し
自分を育てる
– ✅ 自己投資
– ✅ 読書
– ✅ 朝活
– ✅ 通勤時間の有効活用(読書など)
体を守る
– ✅ 運動・筋トレ
– ✅ 歯磨き・歯科クリーニング
「え、こんなにあるの?」って、げんなりしたかもしれないね。
でも、これを続けていくと、君がお父さんの歳になる頃には、
ざっくり6,200万円になる計算なんだ。
最初の10年間は毎月5万円、
その後の20年間は毎月10万円を、
年利5%でインデックス投資した場合の数字だよ。
積み立てたお金(元本)は合計3,000万円。
それが30年で、約6,200万円になる。
増えた分の3,200万円は、お金が働いて生んでくれたものなんだ。
ちなみに、過去のアメリカの株価の伸びに近い年利7%なら、約8,700万円。
相場しだいで上にも下にもぶれるけど、
コツコツ続ければ、お金がお金を生んでくれるんだ。
※毎月積み立て、年利5%(補足は7%)・月複利で計算した単純な試算です。税金や手数料は考えていません。実際の運用成果は相場によって変わり、将来の金額を約束するものではありません。
しかも、自己投資次第では、稼ぐ力そのものが伸びて、積み立てられる金額も増えていく。
どうだ、少しやる気になったかな。
どれから始めればいいか
全部一気には無理だよね。
お父さんなら、こんな順番をすすめる。
まずはこの3つ(今月から)
1. 家計簿アプリで見える化:まず、お金がどこに消えているかを知る
2. インデックス投資(NISA・iDeCo)の自動積立:最初の給料から、少額でいいので自動で積み立てる
3. 水筒・おにぎり持参:毎日の小さな出費を減らす。浮いたお金は積立に回す
慣れてきたら
– 自己投資、読書、朝活、運動・筋トレ
年に1回でいいこと
– カード・口座・サブスクの見直し
– ふるさと納税・医療費控除
なぜこの順番なのか、お父さんの経験から伝えておくね。
家計簿アプリと自動積立は、30分で終わる
まず、家計簿アプリとインデックス投資の自動積立は、今すぐ30分もあればできてしまう。
一度設定してしまえば、あとは自動でやってくれる。
君の気分に左右されず、君のために働き続けてくれる。
心強い相棒を見つけたようなものだよ。
水筒・おにぎりは、ランチの付き合いと両立で
次に、水筒・おにぎり持参。
会社に入って最初の頃は、名前と顔を覚えてもらうことが大事だ。
みんなでランチに行くこともあるだろうから、それはそれで大切にしてほしい。
でも最近は、昔ほどみんなでランチに行くことも少なくなった。
もし一人でお昼を食べる日なら、家から水筒とおにぎり(お弁当)を持っていくのをすすめるよ。
あとで詳しく伝えるけど、1日数百円が、30年で大きな差になるんだ。
30年と聞くと、君がこれまで生きてきた年月より長いから、想像できないと思う。
でも、必ず来る未来なんだ。
自己投資・読書・朝活・運動は、慣れてから
それから、自己投資、読書、朝活、運動・筋トレ。
これは、会社員として慣れてからでいいと思う。
でも、自分への投資は、お金の積立以上に大きなものを生むんだ。
お父さんも、君の年齢の頃から続けていたら、と後悔するくらい大事なこと。
君には「時間」という、何よりも大きな資産があるしね。
年1回の見直しと税金の勉強は、1年目が落ち着いてから
最後に、カード・口座・サブスクの見直しと、ふるさと納税・医療費控除。
これは年1回なので、会社に入って1年目、仕事を覚えて落ち着いてからでいい。
若いうちは、カードや口座、サブスクをいくつも契約することはないと思う。
でも、いつの間にか増えていく。
年末にカレンダーに登録して、毎年30分だけ見直すといいよ。
頭の中のスキマを作る意味でも効果的なんだ。
それから、税金や制度はしっかり勉強して、フルに活用した方がいい。
お父さんは学生時代に税理士試験の勉強をしていたけど、君はファイナンシャルプランナー(FP)の勉強をすれば十分だと思う。
あとは、毎年、自分に関係する税制改正を追うようにするんだ。
ざっとこんな感じだけど、詳しくはあとで一つずつ説明するね。
やらない方がいいこと
逆に、お父さんがやめたこと、後悔したこともある。
❌ お酒・たばこ
お父さんは、どちらもやめた。
たばこは、学生時代や会社に入ってからも少し吸っていた。
でも、ある知人の病気をきっかけにやめたんだ。
お酒は、毎日飲んでいた。
でも50代になって、人生の目的を見つめ直したとき、
「好きな人と、好きな時に、好きな場所で、好きなことをする」のが目的だと確信した。
それをできるだけ長く続けるためには、お酒は必要ないなと思って、やめたんだ。
若いときに気づけばよかったと思うけど、人生にはタイミングがある。
言われても、気づけないときもあるからね。
❌ コンビニ・自販機
お父さんは使わない。
もし1日500円をコンビニや自販機で使ったら、
10年で約180万円、30年で約550万円になる。
これを毎月積み立てて、年利5%で運用できたとしたら、
10年で約240万円、30年で約1,270万円。
すごい金額になるよね。
※1日500円×365日を毎月に分けて積み立て、年利5%・月複利で計算した単純な試算です。税金や手数料は考えていません。
❌ 貯蓄型保険
お父さんは、会社で勧められるがまま入った。
でも、その分を投資しておけばよかったと思っている。
お父さんは、貯蓄型保険を「保険と投資を組み合わせた商品」だと考えている。
保障の分のコストがかかるので、純粋にお金を増やしたいなら、インデックス投資の方が効率がいいと思う。
ただ、目的によっては貯蓄型保険が合う人もいる。
あくまで「投資として考えるなら」という、お父さんの考えだよ。
君に1冊だけ渡すとしたら
お父さんが、社会人になる君に1冊だけ本を渡すとしたら、
『サイコロジー・オブ・マネー』だよ。
お金の増やし方の本ではなく、お金とどう向き合うかの本なんだ。
お父さんがこの本から受け取ったのは、「投資の目的は自由」ということ。
「好きな人と、好きな時に、好きな場所で、好きなことをする」というお父さんの人生の目的と、ぴったり重なった。
お父さんの感想は、ここに書いているよ。
👉 サイコロジー・オブ・マネー|「投資の目的は自由」——私の人生哲学と完全に一致した一冊
次回から
次回からは、ひとつずつ、
「お父さんが失敗したこと」「やってみてどうだったか」「読んでよかった本」を書いていくね。
最初は、「最初にやることは『見える化』」。家計簿アプリの話から始めるよ。
お父さんの時代とは違って、技術の進歩はずっと早い。
今のやり方が古くなることもあると思う。
だから、君は君の時代に合わせて、どんどん書き換えていってほしい。
※本記事は個人の経験にもとづくもので、特定の金融商品をすすめるものではありません。


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