アマゾンやインテルの決算をきっかけに、AIへの巨額投資を市場が改めて問い直した一週間です。
一方で日経平均は、金曜に大きく下げながらも週間では3週ぶりのプラス。
金融の現場を30年見てきた立場から言えるのは、主役の銘柄が揺れる時期ほど「指数で持つ」意味が見えやすいということかと思います。
米国市場:AI投資への視線が再び厳しく
金曜はハイテク株が急落
30日の米国株は、ハイテク株を中心に大きく下げました。
ナスダック:−2.86%
S&P500:−1.82%
NYダウ:−1.09%
インテルは弱い見通しを受けて約29%安と、1974年以来の下げ幅に。
アマゾンの決算も「AI需要だけでは足りない」と受け止められました。
ナスダックは10月の1か月で約5.2%下落し、2025年3月以来の大きな月間下落に。
一方でNYダウは、10月を約1.5%のプラスで終えています。
FOMCは据え置き、12月利上げ観測は残る
28日のFOMCは、政策金利を3.75〜4.00%で据え置きました。
2名が反対票を投じ、景気判断は上方修正されています。
29日発表の7〜9月期GDPは年率3.4%増と、予想(3.2%)を上回りました。
30日にはダラス連銀のローガン総裁が、少なくとも2回の利上げが必要との考えを示したと報じられています。
注目指標と投資家心理
Fear & Greed:26(恐怖)
VIX:19.42(前日比+12.9%)
米10年債利回り:4.93%前後
WTI原油:1バレル100ドル台
投資家心理は先週の「極度の恐怖」からいったん持ち直しました。
ただ金曜の急落で、再び慎重さが強まった傾向にあります。
指数の中身は、時代とともに入れ替わっていくものです。
特定のテーマに寄せすぎず、指数全体を持つことの意味は、こうした週にこそ見えやすいのかもしれません。
日本市場:日銀は据え置き、週間では3週ぶり反発
日経平均・TOPIXの動き
日経平均は週前半に4日続伸しましたが、30日は米ハイテク株安を受けて大きく下げました。
29日終値:64,659円
30日終値:63,290円(1,369円安)
週間:596円高(3週ぶり反発)
TOPIX:3,965.07(38.21ポイント安)
30日の日銀会合は、政策金利を据え置きました。
高田委員は0.25%の利上げを主張し、保有ETFの売却ペース加速も発表されましたが、市場の反応は限定的でした。
為替(ドル円)の動向
ドル円は週末に157円60銭前後と、先週末の156円80銭前後から小幅な円安でした。
週内高値:158円35銭
30日安値:156円96銭
約1か月、156〜159円のレンジでの動きが続いています。
今週のブログ更新
今週は「資産形成の持久力」第12回(全14回)として、『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)を取り上げました。
「教育→仕事→引退」の3ステージを見直す本です。
お金以外の資産として「生産性資産」「活力資産」「変身資産」の3つが紹介されています。
自己投資で築いた資産は、相場が下がっても目減りしにくいもの。
ただし、それは使い続け、磨き続けている限りの話かと思います。
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👤 今週の個人的な記録
数か月前から、退職後の安定収入を目的に、米国高配当株の投資信託を購入してきました。
それまでは、S&P500とオルカンのインデックス投資が中心でした。
今週のようにハイテク株が下がる局面で、資金がディフェンシブ株に向かったのか、この高配当株の投資信託は値上がり。
おかげで、資産全体の目減りを抑えることができました。
ちなみに30日の米国市場では、テクノロジー株が約5%下げた一方、エネルギーや生活必需品の株は上昇していました。
ハイテク比率の高いインデックスに、ディフェンシブな高配当を加えることで、分散がより広がる。
高配当がうまくクッションになっているなと感じた一週間でした。
※特定の銘柄・商品をおすすめするものではありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。
来週の注目ポイント
※アップル決算は米国時間の発表で、日本時間では翌朝になります。来週はAMDやパランティアなどの決算も予定されています。
まとめ
AI関連株が揺れ、日米の中央銀行はそろって据え置き。
来週は米中間選挙も控え、ニュースの多い時期が続きそうです。
こういう時期こそ、長期・分散・積立の基本に立ち返りたいところ。
一緒に頑張っていきましょう。良い週末を!

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