米雇用減速による利上げ観測後退で、S&P500上昇|今週の資産形成ニュース(10月第1週)

今週の資産形成ニュース
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今週は、米10年債利回りが一時5.34%と約24年ぶりの水準まで上昇し、週末には米雇用統計が2.9万人増と大きく減速しました。S&P500は週間-0.3%、一方で日経平均は+2.9%の6万8309円。金融の現場を30年見てきた立場から言えるのは、金利が大きく動く週ほど、自分の積立ルールを変えないことが大切、ということです。

S&P500
7,722.72
週間 -0.27%
NYダウ
51,176.96
週間 -1.26%
ドル円
157.85円
週間 +0.57円(円安)
Fear & Greed Index(10月2日時点)
Extreme FearFearNeutralGreedExtreme Greed
31(Fear)
週半ばに27まで低下したあと、やや持ち直し。「恐怖」圏での推移が続いています。

米国市場:金利は24年ぶり高水準、雇用は急減速

米10年債利回りが一時5.34%

週半ば、インフレが長引くことへの警戒から、米10年債利回りが一時5.34%まで上昇しました。報道では約24年ぶりの高水準で、米国の住宅ローン金利は7%台前半とのこと。

その後、8月のPCE価格指数が前月比+0.3%(市場予想+0.4%)、コアが+0.2%(同+0.3%)と予想を下回りました。FRBのジェファーソン副議長が次の判断には時間が必要との認識を示したこともあり、金利上昇はいったん落ち着いた形です。

9月雇用統計は2.9万人増にとどまる

2日発表の9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比2.9万人増(市場予想は9万人前後)。失業率は4.2%(予想4.1%)、平均時給は前年比+3.0%と、いずれも予想より弱い内容でした。

これを受けて、10月27〜28日のFOMCでの追加利上げ観測は後退。金曜の米国株は上昇し、S&P500は+0.7%、NYダウは250ドル高、ナスダックは+1.2%で取引を終えています。

ただ、週間で見るとS&P500は-0.3%、NYダウは-1.3%、ナスダックは+0.5%とまちまち。ハイテクだけが底堅い一週間でした。

注目指標と投資家心理

CNNのFear & Greed Indexは31(Fear)。木曜には27まで下がる場面がありました。

指数は高値圏にとどまっている一方で、投資家心理は「恐怖」寄り。上昇している銘柄が限られている、という指摘も出ています。

銀行員30年の視点

金利は「お金の値段」です。長期金利が上がる局面では、住宅ローンや企業の借入コストなど、株価以外のところに時間差で影響が出やすい傾向にあります。

金融の現場を30年見てきた立場から言えるのは、金利の変化は株価より静かに、しかし広く家計に届くということ。変動金利の借入がある方は、返済額の前提を一度確認しておくのによい週かと思います。

日本市場:日経平均は上昇、TOPIXは下落

日経平均・TOPIXの動き

日経平均の週末終値は6万8309円。前週末から1,945円高、週間で+2.9%でした。

10月1日は、米マイクロン・テクノロジーの好決算を受けて半導体関連が買われ、2,203円高(+3.3%)の6万8956円。約1カ月半ぶりの高値です。翌2日は利益確定の売りで647円安となり、東証プライムでは値下がり銘柄が84%を占めました。

一方、TOPIXは4,091.00で週間-0.9%。日経平均は上がり、TOPIXは下がる。一部の半導体株が指数を押し上げた一週間、という見方ができそうです。

為替(ドル円)の動向

ドル円の週末終値は157円85銭。前週末の157円28銭から57銭の円安でした。

日銀9月会合の「主な意見」公表後に円売りが進み、1日には一時158円45銭前後まで上昇。雇用統計の直後は一時156円95銭まで下げ、その後は米長期金利の上昇とともに値を戻しています。

外為情報サイト(外為どっとコム)の週間展望では、来週の予想レンジを156〜161円とし、米長期金利の動向次第との見方が紹介されています。

※上記は各社の見通しの紹介であり、私自身の相場予想ではありません。

今週のブログ更新

今週の書評は、樺沢紫苑さんの『アウトプット大全』。
「資産形成の持久力」シリーズの第8回(全14回)です。

本は読んだ瞬間ではなく、使ったときに効いてくる。
そう言われて、私は100歳までの資金繰り表を作りました。
下落局面でも、迷わなくなりました。

投資本を10冊読んでも、積立の設定を1つもしていなければ、資産は1円も増えません。

▶ 書評記事を読む:アウトプット大全|投資本を10冊読んでも、積立設定をしなければ資産は増えない

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👤 今週の個人的な記録

大学生の子どものバイトと「年収の壁」

大学生の子どもがアルバイトを始めたので、「年収の壁」を調べてみました。

103万、123万、136万、150万、178万……。数字が多くて、正直なところ混乱します。

ただ、2026年の結論はシンプルでした。気にするのは、健康保険の「150万円未満」だけ。

▶ 調べた内容はこちら:大学生の子どものバイト、年収いくらまで?

数字は多くても、見るべきところはひとつでした。

来週の注目ポイント

①10/5(月)米ISM非製造業景況指数 — 雇用減速のあと、サービス業の景況感と価格の動きを確認

②10/6(火)植田日銀総裁の発言 — 追加利上げへの姿勢と、国内長期金利・為替の反応

③10/7(水)FOMC議事要旨(日本時間8日未明) — 9月利上げ時の議論と、追加利上げへの温度感

④10/9(金)米ミシガン大学消費者信頼感指数 — 家計のインフレ見通しと消費マインド

⑤10/14(水)米消費者物価指数(再来週) — 10月27〜28日のFOMCに向けた最大の材料

まとめ

金利は24年ぶりの水準、雇用は急減速、それでも指数は高値圏。
材料の多い10月の始まりでした。

こういう週ほど、長期・分散・積立という基本に立ち返りたいところです。
ニュースは毎週変わりますが、積立のルールは変えなくてよいもの。
淡々と続けていければと思います。

一緒に頑張っていきましょう。良い週末を!

50代からの資産形成について、私の方針や経歴をまとめています。

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aroundfiftyreal(50代リアルマネー)|金融30年・海外10年

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