「このまま定年まで、会社に依存していていいのか」
50代になると、一度は考えることだと思います。
私もその一人です。辞めると決めたわけではありません。
ただ、いつでも選べる状態にはしておきたいと思っています。
この本を一言でいうと
目標達成は才能ではなく、小さな積み重ねと仕組みの話だ、という本です。
著者の小林史生氏は、楽天で複数の事業部長を歴任した経営者。
30代で米国子会社の社長を任され、再建を経験しています。
ビジネス書として読み始めましたが、
いちばん当てはまったのは、資産形成のほうでした。
▼本はこちら
心に残ったポイント3つ
① 毎日0.1%の努力
本書の中心にあるのが、この考え方です。
一気に大きな成果を狙うのではなく、毎日わずかに前進する。
読みながら思ったのは、これは積立投資そのものだということでした。
毎月の積立は、一回ごとに見れば小さな金額です。
それでも、続けた年数が効いてくる。
複利とは、0.1%の積み重ねに時間をかけた結果です。
逆に言えば、大きく動かした年ほど結果は読めません。
小さいから続く。続くから効く。この順番だと思います。
👉 1%の改善を続ける:複利で伸びる1つの習慣
② 考えるために、行動する
順番が逆だ、という指摘です。
考えてから動くのではなく、動くことで考えが深まる。
ここは、50代にこそ刺さる話だと思いました。
経験があるぶん、動く前に結果を予想してしまうからです。
失敗したらどうしよう。今さら遅いのではないか。
そうやって、考えているうちに1年が過ぎる。
このブログも、始めるまでにずいぶん迷いました。
書いてみて初めて、何を書きたいのかが分かってきた。
動かなければ、考えも進まなかったと思います。
👉 出さなければ、変わらない:アウトプット大全
③ コンフォートゾーンから、一歩だけ出る
慣れた環境にいるかぎり、成長はしない。
本書はそう書いています。
ここは、少しだけ読み替えました。
50代が全部を手放すのは、現実的ではありません。
家族がいて、生活があって、取り返す時間も限られています。
だから全部ではなく、一部だけ外に出す。
会社に居ながら、会社の外でも通じるものを作っておく。
資産形成も同じです。
生活防衛資金を残したうえで、残りを市場に置いておく。
全部を守っても増えないし、全部を出すと眠れません。
👉 後半戦は、別のルールで戦う:人生後半の戦略書
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この本を読んで得られる変化
- 小さすぎる努力に、意味があると思えるようになる
- 積立投資が続く理由を、言葉で説明できる
- 考えすぎて動けない状態から、抜け出せる
- 全部を変えなくても、一部から始められると分かる
- 目標達成を、才能ではなく仕組みの問題として扱える
こんな人におすすめ
- 50代で、このままでいいのかと感じている会社員
- 積立を設定したが、続いている実感がない人
- やりたいことがあるのに、何年も動けていない人
- 目標を立てても、毎回途中で消えてしまう人
- ビジネス書を、自分の生活に翻訳して読みたい人
まとめ|0.1%は、積立と同じだった
ビジネス書として手に取った本でしたが、読み終えて残ったのは投資の話でした。
毎日0.1%。毎月の積立。どちらも、一回では何も変わりません。
変わるのは、続けた年数のほうです。
そして続けるために必要なのは、意志ではありませんでした。
小さくしておくこと。仕組みにしておくこと。
日課として習慣にしてしまうと、迷う時間がなくなります。
一日があっという間に過ぎるようになりました。
50代からでも、遅くはないと思っています。
むしろ、残りの時間を意識できる今だからこそ、
小さく始めて長く続ける意味があります。
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