【保存版】米国の主要経済指標を一覧化|2026年10月の経済指標カレンダー

米国経済指標カレンダー
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はじめに:なぜ米国の経済指標を見るべきなのか

米国は世界最大の経済大国です。米国株はもちろん、ドル円や日本株、新NISAで人気の全世界株・S&P500インデックスまで、私たちの資産の多くが米国経済の動きに左右されています。

とはいえ、米国の経済指標は毎月たくさん発表されるので「どれを見ればいいの?」と迷ってしまいますよね。私も最初はそうでした😅

そこでこの記事では、次の順番でわかりやすく整理しました。

  1. まず押さえておきたい主要15指標の一覧(保存版)
  2. 2026年10月の発表スケジュール
  3. 今月ならではの特別注目ポイント
  4. 初心者はここだけ見ればOKの重要5指標

ブックマークしてご活用ください📌

📊 米国の主要経済指標一覧(保存版)

指標名 英語名 発表頻度 注目ポイント 市場への影響
GDP(国内総生産) Gross Domestic Product 四半期(速報・改定・確報) 米国経済全体の成長率。個人消費の伸びに注目 大
PCEデフレーター PCE Price Index 毎月 FRBが最も重視するインフレ指標。特にコアPCE 大
消費者物価指数(CPI) Consumer Price Index 毎月 インフレの最重要指標。コアCPIの前月比に注目 特大
雇用統計 Employment Situation(NFP) 毎月(原則第1金曜) 非農業部門雇用者数・失業率・平均時給 特大
ADP雇用統計 ADP National Employment Report 毎月(雇用統計の直前) 民間雇用の先行指標。雇用統計の予想材料 中
ISM製造業景況指数 ISM Manufacturing PMI 毎月(第1営業日) 50が景気の分かれ目。価格指数にも注目 大
ISM非製造業景況指数 ISM Services PMI 毎月(第3営業日) 米経済の約8割を占めるサービス業の景況感 大
小売売上高 Retail Sales 毎月 個人消費の強さ。コントロールグループが重要 大
住宅着工件数 Housing Starts 毎月 金利に敏感な住宅市場の先行指標 中
中古住宅販売件数 Existing Home Sales 毎月 住宅需要と住宅ローン金利の影響を確認 中
FOMC政策金利 FOMC Rate Decision 年8回 利上げ・利下げ・据え置きの判断と議長会見 特大
FOMC議事要旨 FOMC Minutes 年8回(会合の約3週間後) 委員の本音や今後の政策スタンスのヒント 中〜大
ミシガン大学消費者信頼感指数 UMich Consumer Sentiment 毎月(速報・確報) 消費者マインドと予想インフレ率 中
耐久財受注 Durable Goods Orders 毎月 企業の設備投資の先行指標 中
新規失業保険申請件数 Initial Jobless Claims 毎週木曜 雇用の変化をいち早くキャッチ 中

📅 今月の米国経済指標カレンダー(2026年10月版)

⚠️ 10月12日(月)はコロンブス・デーです。米国株式市場は通常取引ですが、債券市場と連邦政府機関はお休みです。

📌 FOMCは10月27日(火)〜28日(水)に開催されます(政策金利の発表は日本時間29日(木)午前3時ごろ)。今回は経済見通し(ドットチャート)の公表がない回です。

※時刻はすべて米国東部時間(ET)。日本時間は+13時間(夏時間)です。

日付 指標名 英語名 注目ポイント
10/1(木) ISM製造業景況指数(9月分) ISM Manufacturing PMI 8月は54.6と好調。価格指数でインフレ圧力を確認
10/1(木) 新規失業保険申請件数 Initial Jobless Claims 毎週木曜。雇用の急変がないかチェック
10/2(金) 🔴 雇用統計(9月分) Employment Situation 8月は+16.2万人・失業率4.1%。利上げ後の雇用の強さは?
10/5(月) ISM非製造業景況指数(9月分) ISM Services PMI サービス業の景況感と価格指数
10/6(火) 貿易収支(8月分) Trade Balance 輸出入の動向。GDPへの影響
10/7(水) FOMC議事要旨(9月会合分) FOMC Minutes 3年ぶりの利上げを決めた会合の議論の中身
10/8(木) 新規失業保険申請件数 Initial Jobless Claims 雇用の週次チェック
10/9(金) ミシガン大学消費者信頼感指数(速報) UMich Sentiment (Prelim) 消費者の予想インフレ率に注目
10/12(月) ⚠️ コロンブス・デー Columbus Day 株式市場は開場・債券市場は休場
10/13(火) 中古住宅販売件数(9月分) Existing Home Sales 金利上昇下の住宅需要
10/14(水) 🔴 消費者物価指数 CPI(9月分) Consumer Price Index 8月は総合3.4%・コア2.4%。エネルギー価格の影響が焦点
10/15(木) 小売売上高(9月分) Retail Sales 個人消費の強さ。GDP速報値の予想材料
10/15(木) 生産者物価指数 PPI(9月分) Producer Price Index 企業段階のインフレ。CPIの先行指標
10/15(木) フィラデルフィア連銀景況指数 Philadelphia Fed Survey 製造業の地区景況感
10/15(木) NY連銀製造業景況指数 Empire State Survey 製造業の地区景況感
10/15(木) 新規失業保険申請件数 Initial Jobless Claims 雇用の週次チェック
10/16(金) 鉱工業生産(9月分) Industrial Production 製造業の実際の生産活動
10/20(火) 住宅着工件数・建築許可件数(9月分) Housing Starts / Building Permits 住宅市場の先行指標
10/22(木) 新規失業保険申請件数 Initial Jobless Claims 雇用の週次チェック
10/23(金) ミシガン大学消費者信頼感指数(確報) UMich Sentiment (Final) 予想インフレ率の確定値
10/27(火) 耐久財受注(9月分) Durable Goods Orders 設備投資の勢い
10/27(火) 新築住宅販売件数(9月分) New Home Sales 住宅需要の確認
10/27(火) コンファレンスボード消費者信頼感指数 Conference Board Consumer Confidence 雇用に対する消費者の見方
10/28(水) 🔴 FOMC政策金利発表・議長会見 FOMC Rate Decision 2会合連続の利上げがあるか?
10/29(木) 🔴 GDP速報値(7-9月期) GDP (Advance Estimate) 第3四半期の成長率。個人消費と設備投資
10/29(木) 🔴 PCEデフレーター(9月分) PCE Price Index FRBが重視するインフレ指標。GDPと同時発表
10/29(木) 新規失業保険申請件数 Initial Jobless Claims 雇用の週次チェック
10/30(金) 雇用コスト指数(7-9月期) Employment Cost Index 賃金インフレの確認

※ADP雇用統計は、9月分が9月末、10月分が11月上旬の発表予定のため、10月中の発表はありません。

🔑 2026年10月の特別注目ポイント

① 3年ぶりの利上げ後、初のFOMC(10/27〜28)

FRBは9月16日のFOMCで、政策金利を0.25%引き上げて3.75〜4.00%としました。利上げは3年以上ぶりで、決定は全会一致でした。

声明文では「インフレ率は依然として高い」と明記し、物価安定を最優先する姿勢をはっきり示しています。

10月会合の焦点は「連続利上げか、いったん様子見か」です。10月はドットチャートの公表がないため、声明文の文言と議長会見でのニュアンスが手がかりになります。

10月7日のFOMC議事要旨(9月会合分)にも、次の一手のヒントが含まれている可能性があります。

② CPIは「エネルギー高」と「コアの落ち着き」のせめぎ合い(10/14)

8月のCPIは、総合が前年比3.4%と高止まりする一方、コア(食品・エネルギーを除く)は2.4%と2021年3月以来の低い伸びでした。

ガソリン価格が前年比で大きく上がっていることが、総合指数を押し上げています。

FRBは、コアが落ち着いていても、エネルギー高が期待インフレに波及することを警戒して利上げに踏み切った、と読めます。

9月分のCPIで総合とコアの差が広がるのか縮まるのかが、10月FOMCへの最大の材料になりそうです。

③ FOMC翌日にGDP速報値とPCEが同時発表(10/29)

今月はFOMCの翌日(10月29日)に、7-9月期GDP速報値と9月分PCEデフレーターが同時に発表されます。

FOMCの結果を消化する間もなく重要指標が続くため、ドル円や米国株の値動きが荒くなりやすい日です⚠️

利上げ後も景気が強いのか、それとも減速し始めているのか。11月以降の金融政策を考えるうえで欠かせないデータになります。

🎯 特に重要な5指標(初心者はここだけでOK)

  1. PCEデフレーター(10/29):FRBが一番重視するインフレ指標。今月はFOMCの翌日なので、次回12月会合への影響をチェック
  2. 雇用統計(10/2):月初の最大イベント。利上げ後も雇用が堅調なら、追加利上げ観測が強まりやすい
  3. CPI(10/14):今月の最重要指標。総合とコアの動きの違いに注目
  4. GDP速報値(10/29):米国経済全体の成績表。個人消費の伸びが景気の強さを示す
  5. ISM製造業・非製造業(10/1・10/5):景気の体温計。50を上回るかどうかと価格指数に注目

📚 もっと深く学びたい方へ:おすすめ書籍

経済指標の「名前」は知っていても、

「なぜその数字が重要なのか」「どう読めばいいのか」まで理解できていますか?

当ブログでも書評を紹介した『米国経済指標の見方・読み方・生かし方』は、まさにそこを丁寧に解説してくれる一冊です。

雇用統計・CPI・FOMC…

ニュースで聞き流していた経済指標が、読んで初めて“点”が“線”になります。

特に今月のように、利上げ後初のFOMCと、その翌日のGDP・PCE同時発表が重なる月は、基礎を押さえているかどうかで見え方がまるで変わります。

長期インデックス投資家でも、経済を知ることで投資がもっと豊かになりますよ。

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そしてもう1冊、今月こそ読んでほしいのが『FRBの仕組みと経済への影響がわかる本』です。

FRBは「物価の安定」と「雇用の最大化」という、ときに矛盾する2つの使命を同時に背負っています。

9月の利上げは、まさにその「物価」を優先した判断でした。

10月28日のFOMCでは、声明文の言葉選びや議長会見のニュアンスが、次の一手を読むカギになります。

この本を読んでおくと、議長の一言で相場が動く理由が腹落ちし、会見の見え方がまるで変わります。

「経済指標の読み方」と「FRBの考え方」。2冊を合わせて読むと、米国経済と金融政策の全体像が立体的に見えてきますよ。

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🧭 まとめ

2026年10月は、3年ぶりの利上げ後に初めて迎えるFOMCを中心に動く1ヶ月です。

  • 月初の雇用統計(10/2)で景気の強さを確認
  • 月半ばのCPI(10/14)でインフレの中身をチェック
  • 月末のFOMC(10/28)→ GDP・PCE(10/29)で、金融政策の方向性と景気の実態がまとめて見えてくる

特に10月最終週は重要イベントが集中するので、ポジションを取りすぎないなど、リスク管理を意識しておくと安心です。

10月のデータ次第では、12月FOMC(ドットチャート公表あり)での追加利上げの可能性も変わってきます。

一つひとつの数字に振り回されすぎず、大きな流れをつかんでいきましょう😊

※ 発表日は予告なく変更される場合があります。最新情報は各機関の公式サイト(BLS・BEA・FRB等)でご確認ください。

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