📘人生、降りた方がいいことがいっぱいある|降りるのは、引き算ではない

書評
※本記事にはプロモーションが含まれています

 

50代になると、足すことばかり考えてしまいます。

もっと増やしたほうがいいのか。まだ働き続けるべきか。資格も取ったほうがいいか。

この本は、逆のことを言います。

降りたほうがいいことのほうが、ずっと多い。

この本を一言でいうと

降りることは、逃げではない。自分で選び直すことだ、という本です。

この記事では、それを50代の資産形成に当てはめます。

何を足すかではなく、何から降りるか。そう考えると、見える景色が変わります。

著者の清水克彦氏は、政治・教育ジャーナリスト。
放送局の報道デスクを経て、現在は執筆と講演を中心に活動しています。

本書は「競争社会」「お金やモノへの執着」「常識的な生き方」
「いい人」「無駄な人づき合い」の5つから降りる構成です。

▼本はこちら

created by Rinker
¥1,540 (2026/10/27 19:28:49時点 楽天市場調べ-詳細)

心に残ったポイント3つ

① 競争から降りる

本書が最初に挙げるのが、会社の中の競争です。

昇進や評価に縛られず、自分の価値観で働く。そのほうが、結局は長く走れるという話です。

金融機関に30年勤務してきましたが、組織の中の競争に、終わりはありませんでした。

ひとつ上がれば、次の比較対象が現れる。その繰り返しです。

そして同じことが、資産形成でも起きています。

SNSを開けば、誰かの利回りや資産額が流れてきます。
比べはじめると、自分で決めたはずの計画が揺れる。

競争から降りるとは、人と比べるのをやめること。

そして、自分にとっての必要額を、自分で決めてしまうことだと思います。

② 執着から降りる

お金やモノ、肩書きへの執着を手放すと、人生の選択肢が広がると著者は言います。

資産形成に当てはめると、増やすこと自体が目的になっていないかという問いになります。

何のために増やすのかを決めていないと、いくら貯まっても足りません。

目標額に届いた瞬間に、次の目標額が立つからです。

私自身、ここは正直に言って、まだ途中です。

ただ、100歳までの資金繰り表を作ってから、少しずつ変わってきました。

使う先が決まると、増やす量も決まる。

増やすことと使うことは、対立しないのだと思います。

③「いい人」から降りる

周囲に合わせすぎて、自分を見失っていないか。
本書のこの問いかけが、いちばん刺さりました。

そしてこれは、お金の話でもあります。

つきあいで出ていく支出。断れなかった頼まれごと。
勧められて、その場で断りきれなかったもの。

50代の資産が大きく動くのは、運用の失敗より、断れなかったときではないでしょうか。

断ることは、性格ではなく技術だと思っています。

その場で返事をしない。一晩おく。決める日を自分で決めておく。

「いい人」をやめるというより、全部に応えるのをやめるという感覚に近いかもしれません。

📚 この本を読んでみたい方はこちら

created by Rinker
¥1,540 (2026/10/27 19:28:49時点 楽天市場調べ-詳細)

この本を読んで得られる変化

  • 人と比べて運用するのを、やめられる
  • 自分にとっての必要額を、自分で決められるようになる
  • 増やすことが目的になっていたと、気づける
  • 断ることが、お金を守る技術だと分かる
  • 辞めるか残るかの二択から離れて、考えられる

こんな人におすすめ

  • 50代で、このまま定年まで働くのか迷っている会社員
  • SNSで他人の資産額を見て、落ち着かなくなる人
  • 貯めてはいるが、何のためか言葉にできていない人
  • つきあいの支出を、断れずにいる人
  • 役職定年や出向が、視野に入ってきた人

まとめ|降りるのは、引き算ではない

降りると聞くと、引き算のように感じます。

けれど本書を読み終えて残ったのは、選び直しだったという感覚のほうでした。

正直に書いておくと、私はまだ会社員です。

辞めると決めたわけでも、答えが出たわけでもありません。

ただ、いつでも選べる状態にはしておきたいと思っています。

そのために、競争から、執着から、断れなさから、少しずつ降りているところです。

50代は、足すことばかり考えてしまう年代です。

資格、副業、投資、人脈。どれも悪くはありませんが、全部は持てません。

何を降りるかを決めると、残ったものが見えてきます。

軽くなった分だけ、遠くまで歩けるのだと思います。

🔗 詳細はこちら

created by Rinker
¥1,540 (2026/10/27 19:28:49時点 楽天市場調べ-詳細)

コメント

タイトルとURLをコピーしました